尿もれの理学療法とは
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尿もれの理学療法について解説する前に、そもそも理学療法とはなんぞやということから述べておきます。
理学療法とは、検査や測定とか評価に基づいて、何らかの疾病、傷害(スポーツを含む)などに起因する機能・形態障害に対する運動療法による筋力、関節可動域、協調性といった身体機能、および温熱、水、光線、電気などの物理療法による疼痛、循環などの改善を図る治療科学のことを意味します。
一般的な理学療法では、呼吸訓練、子どもの発育を補助する訓練などもあって、この対象は新生児から高齢者まで幅広い年齢層にわたっています。最近では心疾患、糖尿病などの内科的治療、健康増進、スポーツ医学の分野にも理学療法が用いられています。
尿もれの対策としての理学療法は、「腹圧性尿失禁」や「切迫性尿失禁」の症状に対して、日常生活活動で不便を来さないように尿もれを改善するための指導、そして、社会生活を送る上で不利な要素を少なくするための電気や磁器による刺激療法や、リングペッサリーを使用した補助器具による治療方法などを指しています。
近年では、障害予防も理学療法の対象になっていて、健康保険が適用される理学療法もあるのです。
尿もれの理学療法─電気・磁気刺激療法
尿もれでは運動や体操などによって改善する方法がとられます。尿もれ体操などもその一つです。
そうした、尿もれ体操や骨盤底筋体操、膀胱の訓練と並び、電気や磁気による刺激療法が尿もれの理学療法として導入されるようになってきました。
この理学療法では、ウロマスターという低周波電気刺激治療器があり、ウロマスターによる治療は健康保険の対象となっています。
また、ウロマスター以外の尿もれ理学療法では、保険対象外となるため自費診療になりますが、それでも比較的安い料金で電気・磁気刺激治療器を使用出来るようになっています。自宅での治療器としては「のどか」「ネオコントロール」「PBトレーナー」といわれるものがあります。
ただ、刺激療法といった尿もれ理学療法はあくまでも補助的なもので、尿もれ体操など骨盤底筋を鍛えることが大切です。
尿もれの理学療法─リングペッサリー
もう一つの尿もれ理学療法として、リングペッサリーという補助器具を使う方法があります。
これは、リングペッサリーというシリコンや塩化ビニール製のリングを膣内に装着して、尿もれを治療する方法です。
リングペッサリーは角がついたような形をしていて、この角の部分が尿道を支えて、性器脱を改善する尿もれの理学療法です。
リングペッサリーを使用するにあたっては、長く装着すると膣内のびらんや感染が起きやすいので注意が必要です。また、装着中は性行為が出来ません。
使用にあたっては、泌尿器科のお医者さんとよく相談されることをオススメします。
ちなみに、リングペッサリーは、患者にあわせてオーダーメイドで作ることも出来、価格は4万〜8万円ほどです。
以上、尿もれの理学療法について解説しました。
この情報がお役に立つとうれしいです。